いよいよ今週は六年生チームの公式戦が開幕する。チームの目標は、県大会が決まる「4種リーグ南地区Aブロック3位以内」だが、同ブロックには、世界2位にもなったことがあるレジスタや、昨年もリーグを突破した両新田、さらには5年時の新人戦で東部地区プレーオフに進出しレジスタにも勝利したメンバーがそのまま残るサンシンなど、まさに死のグループといえる状況だ。
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2019.04.17
社長のワンポイントアドバイス#1 4/16の好プレーと公式戦に向けて
チームの目標を達成するための条件
南地区Aブロック、出場チーム
そんな状況の中「3位以内」という目標を達成するには、どのような条件をクリアしないといけないかまずは整理してみよう。
★1 レジスタ、両新田、サンシンのどれかには勝ち越さなければいけない。
★2 他のチームに負けてはいけない(最低でも引き分け)。
★3 4月20日21日で大敗すると、その時点で3位以内をクリアする可能性がなくなる。
まず★1について。3位以内に入るのだから、どこかには勝ち越さないとその3チームが上位3枠を独占することになってしまう。どこかには勝ち越さないと物理的に自力では4位が限界。どこかで一勝する必要がある。
★2については、当然だが、強豪3チームのどこかに勝っても、他に負けたら意味がない。他のチームには絶対に負けないようにしよう。
★3については、四種リーグはホーム&アウェー。今週は勝てなくても、2回目の試合で勝てば合計では勝ちこせる可能性は残る。しかし、例えば一回目の戦いとなる20日の両新田戦、21日のレジスタ戦などで、0-5での負けとなると逆転は厳しい。二回目の戦いに備え、大量失点は何が何でも避けよう。
また、他2試合も同様に大量失点を防げばトータルで勝てる可能性が高まる。逆に大量失点での全敗だとその時点で目標他達成のハードルがぐんと上がってしまうので注意が必要だ。
昨日の練習を振り返ろう
条件を整理すると、今度の試合で注意しないといけないことが見えてくる。
ひとつは、簡単に点を取られてはいけないということだ。
ここで昨日の練習を思い出してもらいたい。
昨日の練習1 中央からのミートを意識したシュート練習
昨日の練習2 ゴール前でシュートをブロックする練習
まずはシュート練習を思い出そう。ミートを心掛けたシュート練習をしたが、みんないいキックができていたし、ゴールもたくさん決まった。特にリクや、シュンヤ、ユイト、タイガのシュートはとてもよかった。
中央からミートしたシュートが来たら、やはりキーパーのうまいルイでもなかなか取れない。
相手チームにも、リクやシュンヤと同じくらいのシュートを打てる選手はいる。
ということは、ペナルティエリアの中央などで簡単にシュートを打たれてしまうと、簡単に点を取られる可能性が高いということだ。
練習2でやったDFのポイントを思い出そう。
①必ず相手とゴールの間に立つ。シュートを打ってきても体に当たればゴールにはならない。なんとか体にあてて失点を防ごう。
②体や足に当てるには、一歩で踏み込めるような位置にいることが重要だ。間にたっていても遠すぎたらシュートを打たれてしまうので注意しよう。
これだけでも失点の危険はかなり減るはずだ。DFの選手は、危険エリアでは一歩でいけるポジションを意識し(かなり相手に寄せないといけない)、振り切られそうになってもなんとか体に当てよう。
練習では、ユイトがよいポジションをとれていて、多くのシュートブロックができていた。またナオキは相手にダッシュで寄せていくなど、なんとしても取ってやろうという意気込みが感じられた。最後の最後は、ナオキのような熱い気持ちが結果を左右する。目標を絶対に達成するために、俺たちが失点を許さない!という強い気持ちで向かっていこう。
4/16の好プレー
4/16の好プレー②
少ないチャンスをものにして勝利を引き寄せよう
条件を整理してわかることのふたつめは、強豪チームからも最低1勝はしないといけないので、点をとらないといけないということだ。これはどんな試合でも一緒だが、強豪相手の場合はシュートチャンスが少なくなる。つまり、チャンスが少ない中でゴールを決める必要が出てくる。
ここでも昨日の練習を振り返ってみよう。
足首をしっかり固定して、ミートをしたときには、みな強いシュートを打てたし、ゴールもたくさん決まった。
レジスタ戦などはもしかしたら、シュートチャンスが5回くらいしかないかもしれない。つまり最大でも5本くらいしかシュートが打てないかもしれない。さらに、チャンスでひるんでシュートが打てなかったら、シュート数は4本、3本、2本、と打てなかった分だけ減っていく。まずは5回チャンスがあったら5回シュートを打ち切ろう。それだけでも得点のチャンスは増える。
その上で、練習でやったとおり、足首をしっかり固定しよう。足首をしっかり固定すれば軽く打っても強いシュートが打てる。みんなが強いシュートが打てたときは、ほとんどGKにキャッチされていなかった。相手のキーパーも恐らくキャッチはできずに、弾いてしまう。そこをしっかりねじ込もう。
例えチャンスが5回しかなくても、5回中5回シュートをしっかり打つ。そのうちの3本でもいいから、しっかりミートしたシュートができれば、ゴールの可能性はぐんと高まる。少なくとも1本はキーパーが絶対に弾く。そこを絶対に見逃さないようにしよう。攻撃の選手は、自分のシュートが試合を決めるんだ!という強い気持ちをもって、相手ゴールにシュートをぶち込んでやろう。
攻撃陣は、チャンスには足首を固定して、シュートを打ち切る。
守備陣は、絶対にシュートを打たせない。
この二つの守りごとだけでもしっかりできれば、十分に勝利を手繰り寄せることができるはずだ。当日は僕も応援に行くので、みんなの熱いプレーを見られるのを楽しみにしています!