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2019.03.27

U-12ラストマッチ。一点に泣いた準優勝

3月23日(土)江戸川運動公園にて、第1回U12ミナレットカップが開催された。

最近の卒団大会で、あと1勝すれば、という結果が続いたU-12にとって、なにがなんでも優勝したいと挑んだ今大会。

4チームで総当たり戦の今大会は3チームが2勝1敗と勝点で並び、ミナレットブルークラブは優勝したチームと得失点でも並び、わずかな総得点の差で2位に泣いた。

出会い頭の一発に苦しみながらも逆転勝利

今大会の初戦は川柳JSC。

顔見知りのチームということもありお互いのことはよくわかっているチーム同士の対決となった。

寒さの影響からか、動きが重く、なかなか自分たちのプレーができずにいると、開始5分、カウンターから相手の俊足FWに振り切られ、あっさりと先制を許してしまう。
稀に見る立ち上がりの悪さで、このままズルズルと嫌な流れになってしまうかと思われたが、いい意味で裏切られる。

キャプテンのソウタを中心にすぐさま修正に入り、前線から激しいプレッシングを掛けていき自分たちの流れへと変えることに成功する。

すると前半10分ユウスケのゴール、続く15分にノグのゴールで逆転に成功。

一度自分たちの流れになってからは、ハーフコートゲームとなり後半開始3分、ユウスケの本日2発目の3点目が入り勝負ありとなった。

圧巻のハットトリック。エース、ユウスケのゴラッソ!

大事な第二戦、対新田FC。このゲームの立役者は間違いなくエース、ユウスケだ。

開始2分、得意の左45度から豪快に左足を振り抜き先制ゴールをあげる。

この1点がチームに精神的余裕を生み積極的なプレーが増えると左サイドのキョウスケとユウスケのコンビネーションでミナレットブルークラブの攻撃にさらに拍車をかける。
ワンツーやループパスなど彼らのアイデアで相手を翻弄し始める。

そして前半10分、再びゲームが動く。
右サイドの切込み隊長ノグからライナー性の鋭いセンタリングが上がると、今度は右足一閃、ユウスケの完璧なハーフボレーがネットに突き刺さる。

まさにゴラッソ!!幾度となく練習してきた形での得点だけあって、ベンチや保護者を含め大盛り上がりだった。間違いなく、今大会No.1ゴールだっただろう。

極め付けは後半9分、味方からのヘディングの跳ね返りを狙っていたユウスケが裏に抜け出し、キーパーとの1対1を冷静に流し込んで、ハットトリックを達成した。

因縁の相手と再び。

2勝で迎えた第3戦。引き分け以上で優勝が決まる大一番での相手は稲荷FC。

今季3度対戦し、いずれも僅差で勝利している相手だが実力はほぼ互角。再三課題としてあげられてきた、接戦での得点が生まれるか否かが鍵となる。

立ち上がり、ゴール前での跳ね返りをタイガがボレーシュートを放ち、ゲームがスタートする。

前半から積極的に攻撃を仕掛けるミナレットブルークラブは前半3分左SBのトシキが縦横無尽にピッチを駆け上がり、オーバーラップを仕掛けるなど、リスクを冒して攻める姿勢が見られる。

続く5分、ユウスケの起点から右サイドのノグへボールを流すと、そこから一気にスピードアップ。
得意のセンタリングの形を見せるも相手DFに阻まれCKを獲得。

直後のCKでトシキ、ユウスケの高さを生かしチャンスを作るも相手GKのファインセーブに合ってしまう。

ゴールまではいけているが最後のシュートが入らず、もどかしい時間が続く。
その後もユウスケを中心にチャンスを作り続けるがなかなかゴールが生まれないまま前半終了。

後半に入り、ミナレットブルークラブはさらに攻勢を強める。後半3分、前試合のゴールを彷彿とさせるような、ミナレットブルークラブDF陣からの跳ね返りをユウスケが反応し1対1を作るも決めきれない。

続く5分CKのこぼれ球をソウタが強烈なミドルシュートを放つなど、スコアを動かすのも時間の問題かに思われた。

しかし後半12分、アクシデントに襲われる。

守備の要のトシキが相手との接触プレーから負傷退場してしまう。
トシキを欠いたことによる混乱状態の中、直後のプレーで、アンラッキーな形からロングシュートを決められてしまい状況は一変、追いかける展開に。

守備の枚数を減らし、ドリブラーコウセイを投入するなど、なんとか得点を試みるもタイムアップ。最後までゴールをこじ開けることができなかった。

試合結果

vs川柳JSC
3−2○
ユウスケ、ノグ、ユウスケ

vs新田FC
3−0○
ユウスケ、ユウスケ、ユウスケ

vs稲荷FC
0−1●