3チームブロックの予選が行われる今大会、ミナレットブルークラブはAブロックに入る。予選通過をするには最低でも1勝1分の勝ち点4は欲しいところだが、目指すは勿論、全勝での優勝だ。
大会の初戦は三郷FC.jr。開始直後からFWエイト、右MFハルキ、左MFコタロウの3人を中心に相手ゴールへ襲いかかり、完全にゲームの流れをものにする。相手コートに押し込み、再三に渡りシュートを放ったが、最後のところで得点が奪えない。
すると前半8分、前がかりになったところにカウンターをくらい先制点を献上してしまう。その悪い流れを断ち切れないまま、1点ビハインドで迎えた前半終了間際、コタロウの左足から待望の同点ゴールが生まれた。
後半に入ると、良い流れのままコタロウが2ゴール目を決めて逆転に成功。さらにハルキ、カジが立て続けにゴールを奪い、4-1で初戦を勝利で飾った。前半の流れが傾いているうちに得点を奪えればもっと楽なゲーム展開になったが、4得点は立派だ。
第2戦は大成サッカースポーツ少年団。このゲームではWボランチのアキト、ルイの活躍に注目したい。
2人でチャレンジ&カバーの関係を作り、1人が攻撃に参加すると、もう1人がセンターでバランスを取る。相手の攻撃が始まりそうになると、その起点をしっかりと潰す。そして、ボールを奪い切って次の攻撃への第1アクションとなっていた。
攻撃の選手は得点やアシストなどで目立つシーンが多いが、その元を遡るとこうしたチームのためのプレーが存在する。2人のプレーはまさにチームを支える原動力となっていた。
得点シーンは、前半4分。アキトとルイが奪ったボールがFWエイトに入ると、右サイドのハルキへ大きく展開。そのままハルキがドリブルで持ち込み先制に成功する。すると前半12分、13分と、立て続けにルイ、エイトの強引なドリブル突破からゴールが生まれ、勝負ありとなった。
決勝戦の相手はFC.EDO。ゲームは開始早々から動いた。
ミナレットブルークラブのDF陣が相手クロスの処理を誤りもたつくと、相手はそのミスを見逃さなかった。
さすがは決勝戦の相手とあって、一気にボールを奪われゴールを許してしまった。
反撃に出るミナレットは、6分にルイからのループパスがコタロウに渡ると、コタロウからエイトへのスルーパスが通り、エイトが冷静にゴール流し込み同点とする。
その後は、お互い激しいプレッシャーの掛け合いとなり、緊張感の続くゲーム展開のまま前半は1-1で終了。
逆転が期待される後半戦。しかし、再び自分たちのミスから失点を許してしまう。ミナレットのDFがラインでボールを奪い、対角の左MFコタロウにパスを出そうするも、それが相手に渡ってしまい、そのままゴールを決められた。
再び追いかける展開となったミナレットは猛攻を仕掛けるものの、ゴールは遠く、最後までゴールマウスをこじ開けることはできなかった。
2点目の失点シーンを振り返ると、ボールを取られてしまったDFの選手は、よく対角の選手が見えていたし、ボールがつながればチャンスの起点になったはずだ。その視野の広さや、よりよい形で攻撃にうつろうというそのチャレンジは大いに歓迎したい。
ただ結果論としてDFはミスをしてしまうと、そのミスがゴールへと直結してしまう難しいポジションだけに、奪われずにボールを前に運ぶ技術と判断を磨いていきたい。そうすることでより一層強いDFになれるし、大事な試合で勝ち切れるチームに成長するはずだ。
最後は惜しくも敗れたが、見事準優勝を飾った。今回の敗戦を糧に次回は優勝を目指そう!
vs三郷FCJr
○4-1
コタロウ、コタロウ、ハルキ、カジ
vs大成サッカースポーツ少年団
○3-1
ハルキ、ルイ、エイト
vsFCEDO
●1-2
エイト